持続可能な世界を作り上げる仲間たちへ。

サスゲーとは、Minecraftという箱庭型ゲームで遊んでいるうちに気づいたらSDGsの各内容が体験できることを目標に開発したゲームで、小学校高学年から中学生を対象にしています。このゲームを通して子どもたちは国同士のやりとりはもちろんのこと、世界を発展させるためにはどうすればよいかを学びます。

大統領や外務大臣になろう。

サスゲーでは、Minecraftワールドの中にポテスタ(超大国:アメリカをイメージ)、ホルン(資源国:サウジアラビア)、ミチシオン(新興国:中国)、アレテ(中立国:ヨーロッパ)と呼ばれる4つの国が作られています。プレイヤーはそれぞれの国の大統領や外務大臣になり、自分たちの国を発展させること・世界全体が発展することを考えて、ゲームを行います。

ミッションを達成しよう。

サスゲーのゴールは、各国に与えられたミッションを6年間(30分を1年とする)で達成しつつ、すべての国が初年度以上の人口を維持していることです。このミッションこそが、SDGsの内容と合致しています。例えば、ミチシオン国に与えられたミッションは【自国内に緑を増やす】ことです。ミチシオンは砂漠の国なので、緑が増やすためには各国と貿易をしなければなりません。しかし、ミッションを達成するときに自国の環境を破壊したり、国民に無理をさせてはいけません。洪水が起こったり、テロが起こる可能性があります、

みんなで話し合おう。

それ以外にも、毎年「国連」にエネルギーと食料を国連分担金として納入しなければなりません。納入量が規定値に達しない場合には、それに応じて人口が減っていきます。各国は人口を維持するためにお互いに条約を締結し物資のやりとりなどを行います。サスゲーでは、自分たちの国だけが発展するのではなく、世界全体が発展していくための仕組みを子どもたち自身で考えなければなりません。

自分たちの政治を振り返ろう。

6年間の任期が終わったあとは、みんなで振り返りを行います。自分たちがやってきたことは良かったのか、それとも悪かったのか。どんなところが良く、どうすればよかったのか。人口の増減や食料自給率のデータを元に、自分たちで話し合います。そして、今度は現実の世界でどんなことができるのかを考えます。サスゲーで最も大切な時間と言えるでしょう。